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リレーエッセー(第187回)


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リレーエッセー(第187回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第186回目は  三島市立図書館 落合 早苗 さんです。

  私は大学を卒業してすぐ、臨時職員として図書館に勤め始めました。 

図書館の職員として仕事をしてみて初めて、貸出・返却以外にも様々な仕事があるのだということを知りました。

 最初はただ、自分の仕事をするだけで精いっぱいでしたが、慣れてくるにつれて、色々なことを意識するようになりました。職員として働いているからには、いかに利用者の方が訪れやすい場所にするかを考えなければいけません。月ごとに特集を設けておすすめ本をピックアップしたり、本の並べ方一つとっても、どのようにすれば見やすくなり、手に取りやすいかを考えながらの作業でした。

 当たり前のことですが、訪れる方にもいろいろな考えを持つ方がいます。
その方たちの意図を汲んで、その方にあった対応をすることも、この図書館で学びました。
私が図書館に勤めだしてから、まだ2年も経っていません。ですが、顔見知りになった利用者の方が気さくに声をかけてくださることも多くなりました。

 大学生までにの私にとって、図書館は読みたい本を選んで借りる、もしくはレポートなどの資料を得るだけの場所でした。しかし今では、図書館は人と人とのコミュニケーションの場だと思っています。大勢の方が訪れる出会いの場としての意味も、図書館にはあるのだろうなと感じています。
 
     
     次回は  三島市立図書館 石田 康基 さんです。

 

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