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リレーエッセー(第177回)

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リレーエッセー(第177回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第177回目は 浜松市立中央図書館  吉田 佐織 さん です。


   
 浜松市立中央図書館の郷土資料室に勤務して2年目。現在夏休み期間で、連日、地元について調べるこどもたちで大賑わいです。「郷土資料室?」と思われた方も多いのではないでしょうか。私も異動が決まった際は、頭の中で疑問符がぐるぐるしていました。

 「古いものがたくさんあるの?」と聞かれればそれもYESですし、「新しいものがたくさんあるの?」と聞かれればそれもYESです。当室の収集キーワードは『地元』。地元のサークルの自主作成冊子や必要とあればぺらぺらの広告チラシまで、浜松や静岡県内に関わる資料を集めています。何があるかは簡単には説明しづらいのですが、古文書などの歴史的資料から最新のガイドブックまで何でもあります。浜松城の絵図や古地図もあります。

 浜松市の郷土資料室の自慢は、「郷土記事」データです。項目ごとに登録されているこの検索の秘密兵器を使えば、郷土資料室のどの本の何ページにお目当ての内容があるのかが瞬時に調べられるシステムとなっています。ちょっと大げさにいわせていただくと、このデータを索引とすることで郷土資料室の5万冊以上の図書や資料が、「浜松大百科事典」として利用いただけるといったイメージでしょうか?地元の知りたい項目があったら、お気軽にお問合せください。

 お目当ての資料に出会った瞬間の嬉しそうなお客様のご様子に、もっといい資料を提供したいと思う毎日です。図書館に来てよかったと一人でも多くの方に思っていただけるように、これからもお客様のニーズに合わせた場所となるよう努めていきたいと思います。

      次回は 浜松市立天竜図書館 鈴木 智子 さんです。


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