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リレーエッセー(第174回)


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リレーエッセー(第174回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第174回目は 沼津市立図書館  小野 義雄  さん です。

  今年の4月、図書館へ異動となって早2か月が過ぎました。とは言え、まだ慣れないことも多く、日々の業務に追われています。
 図書館勤務になって改めて感じたのは、図書館がこれほど便利で、利用価値のある施設であったのかということです。
 言うまでもないことですが、小説・文学はもとより、社会、科学、芸術・・・等々、あらゆる分野の資料が揃っており、無料で閲覧・相談・借りることまでできます。まさに知識の宝庫といえます。
 人間が本来持っている、「知りたい」「理解したい」という欲求を満たしてくれる、最も身近で手軽な手段、それは公立図書館に他ならないと思います。
 「生涯学習」ということが言われて久しいですが、その中で公立図書館の果たす役割はますます大きくなってきていると思います。
 まだ勤務して2か月余ですが、その中で感じたことは、これほど便利な図書館の利用が一部の市民に限られているような気がすることです。
 指定管理者制度の導入が進む中、公立図書館を取り巻く状況も以前とは変わりつつありますが、公立図書館の存在意義を示すためにも、微力ながら市民に図書館をもっと知ってもらい、活用していただけるよう、より身近で親しみやすい図書館を作り上げていきたいと思います。

 

次回は 沼津市立図書館 高村 悠子 さん です。

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