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リレーエッセー(第140回)

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リレーエッセー(第140回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第140回目は 浜松市立積志図書館 杉本 賢さん  です。

 浜松市の図書館では、「家庭」「園・学校」「地域」と連携して、子ども達によい本を手渡していきたいと考えており、様々な施策を行っています。
 中でも、調べ学習コンクールは、小学生が図書館の本やインターネット等、様々な情報を使って日常生活や学習上の疑問点を考え、研究レポートにまとめるもので、子ども達が図書館を利用する機会の増加にも役立っています。
 ところで、世界の社会・経済状況は、どんどん新しく生まれ変わっており、景気回復の速度は、国や地域によって大きく異なっています。そこで、次代を担う子ども達が国際理解を深めていくための資料として、『体験取材!世界の国ぐに』(発行 ポプラ社)を紹介します。
 この本は、小学校高学年以上を対象とし、44巻・全ページオールカラーで構成されており、徹底した現地取材で世界各地の人々のくらしを紹介するシリーズです。特に、中国・インド・インドネシア・ベトナムなどのアジアの新興国については、それぞれの国の子ども達の学校やくらし、人々のくらしを支える仕事など、大人が読んでも楽しみながら世界の国々の様子を学ぶことができます。また、それぞれの本の最後にある<資料編>では、それぞれの国の歴史や基本データ(面積・人口・教育・産業・貿易等)が簡潔にまとめられているので、比較検討すると面白いと思います。
 ぜひ一度手に取ってみてください。

 次回は 浜松市立三ヶ日図書館長 高野 一幸さん です。
 

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