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リレーエッセー(第136回)

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リレーエッセー(第136回)

「こんな図書館にしたい」「私の出会った図書館員」「心に残るこの1冊」など、図書館員の“おもい”をリレー形式で紹介していきます。

■第136回目は 掛川市立中央図書館 の 中井 忠道さん です。

 人事異動により図書館に勤務することとなり、半年が過ぎました。
 本を読むことは嫌いではないのですが、随分本を読んでいなかったため、異動を機会に本を読もうと思っておりました。しかし、この半年、結局まだ料理本や、釣り雑誌しか借りておりません。それでも私の家族には良いきっかけになったようで、皆が本を借りて読むようになり、91歳の祖父までが本を借りるようになりました。
 ところで先日、図書館のイベントの際に利用者からの提案で実現した、男性による読み聞かせ「パパの絵本ライブ」が行われ、私もお手伝いとして初めて絵本の読み聞かせを体験しました。小学校の授業以来人前で本を読む機会などなく、ましてや向い合って本を読むことなど初めての経験でした。
 見に来てくれた人達をまともに見ることもできず、聞いてくれているか、絵本を見てくれているか、などの反応を確かめる余裕も無く、とにかく緊張して読むのがやっとといった状態でした。ただ、絵本はおもしろく、読み聞かせはとても楽しいものでした。時々、昔自分も読んでもらった絵本を見つけることがありますが、自分が覚えているのと同じように、子供達もきっと読んでもらった絵本を覚えているのだろうなと思いました。いつか自分の子供にもいろいろ本を読んであげたいと思いながら最近は絵本を借りています。
 これからも図書館員としての経験を積み、より一層利用者の要望に応えられるよう努力すると共に、好きな本を紹介できるように頑張りたいと思います。

 次回は 掛川市立大東図書館 夏目 不比等さん です。

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