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HOME > 館長室から> ―館長室だより― 平成30年6月


6月26日

 6月21,22日、茨城県立図書館で平成30年度関東地区公共図書協議会理事会、総会、研究発表会が開催されました。JR水戸駅から徒歩10分ほどに位置し、すぐ近くには旧水戸藩の藩校であった弘道館があり、敷地内には徳川慶喜が静岡に居住する前、大政奉還後、朝廷に恭順を示すため謹慎生活を送った至善堂もあります。市街地に立地しながら、閑静で落ち着いた雰囲気の図書館でした。
 研究発表会の最初は、慶應義塾大学名誉教授 糸賀 雅児 氏が「岐路に立つ図書館〜社会教育か、まちづくりか〜」と題して基調講演を行いました。図書館に関する法規的な問題、内閣府や文部科学省の動きにも言及しながら、全体として、社会教育も包括する多様な機能を有する新しい図書館のあり方が求められている時代である、という内容でした。
 事例発表は、5つの図書館からそれぞれの取り組みについて各事例、40~50分の時間でプレゼンテーションされました。
  ○ 土浦市立図書館 館長 入沢 弘子 氏からは、「図書館を核としたシティプロモーションによる駅前活性化について」と題して、図書館が生涯学習の拠点であることを基本としつつ、行政、学校その他様々な組織とも連携(館長は市の広報業務にも関与)し、市民とともにつくる図書館を志向していること。図書館ならではのさまざまな催しの試み。周辺商店街との連携。開館以来集客力が伸びていること。図書館への集客が市街周辺に動いているかの調査(本格的にはこれから)。インターネットTVで毎週1回15分間「つちうら図書館チャンネル」放送(Youtubeで検索可とのことでした)。地域活性可の期待を担う、今求められている市立図書館のイデアルティプスかな、という印象を受けました。県立図書館の場合は県民全体を視野に入れる責任があり、難しい課題もありますが、新館建設に向けて参考になるところ大でした。
 ○ 北茨城市立図書館 館長 小松 喜一 氏からは「コミュニティの場としての取組み」と題し、東日本大震災以後の危機管理対応として、図書館が津波の際の一次避難場所の機能を有した構造であることについての説明や、運営面でボランティアの存在が大きい、住民参加型の、地方都市ならではの図書館についての説明がありました。
 ○ 取手市立図書館 課長補佐 篠田 清孝 氏からは、「学校に図書館の本が届きます。〜学校図書館―市立図書館連携事業の取組状況について〜」と題し、子どもたちが、地理的・学区的な問題から、市立図書館を使用しにくいという問題を解決するために、学校図書館を市立図書館の窓口として位置づける、興味深い試みについての報告がありました。貸し出しについての成果は出ているが、図書館を結ぶ年間システム費用、年間配送料など、予算の問題をクリアすることが課題として指摘されました。 また、各学校司書へのアンケートでは、子どもたちに、自分の学校の本の貸し出し数が減った。もっと借りてほしいのだが、といった意見も出されているという報告もありました。プラスもあれば、課題も生まれるということで、難しいことです。
 ○ 東海村立図書館 係長 小林 広卓 氏からは「本を使ってのびのび子育て 〜つないでつむぐ子育て支援の輪〜」と題し、人口3.8万人の自治体の図書館が取り組む子育て支援について、実際の映像を見ながら、ほのぼのとした癒し系の試みについての報告を聞きました。当館もグランシップ「えほんのひろば」で0歳からのおはなしかいも実施(火、10:30。お休みあり)しており、大事にしていきたいです。
 ○ 名古屋市山田図書館 奉仕係長 鈴木 崇文 氏からは「高齢者を支える図書館 〜音読の事例紹介〜」と題し、今後、高齢者の方への対応として県立図書館も参考にしていくべき貴重な事例の報告がありました。さまざまな課題の一つに、こういう音読会を開いても、男性の参加率がとても少ないが、定年退職した後の男性たちは、普段どうしているのでしょう、そんなコメントがありました。

これからの図書館運営の参考になる2日間でした。


6月11日


 6月8日(金)、当館において、今年度第1回の県立中央図書館協議会が開催されました。議事の詳細につきましては県のHPで公開されることになりますが、昨年6月末に確認された、閲覧室床のひび割れ確認以降の対応と現状報告、昨年度作成した「中期計画2018-2021 より身近な図書館へ」及び今年度の重点取組と重点施策、新県立図書館基本構想に基づく基本計画策定の動き等について図書館側から説明し、委員の皆様から有益な御意見、御助言をいただくことが出来ました。
 建物がいかに老朽化しようと、県民の皆さまのために収集し、提供する知的財産である書籍や情報が充実し、全ての世代の要求に応え、あらゆるジャンルの専門性に対応し、満足していただける内容である限り、後は、そこで働くスタッフのスキルと、また身体的な理由、地域的な理由等で情報の授受に弱い立場の方、日本語を解せない外国籍の方のへの配慮にも留意した、時代に沿ったサービスの提供等、運用の方法の工夫と、また、本協議会を始め、図書館運営を応援し、支えていただいている様々な団体、個人の皆さまとの協働を大切にしていけば、当館はその求められる使命・機能を十分に果たしていくことができると、意を強くしました。
 数年後に予定される新しい県立図書館にも、しっかりとつなげていきたい貴重な御意見もたくさんいただきましたことに、感謝を申し上げたいです。

 


6月4日


 5月30日(木)東京都立中央図書館に於いて、第1回全国公共図書館協議会理事会が開催されました。新幹線から山手線、さらにはメトロ日比谷線に乗り換え(乗換駅が離れているため、結構歩かねばなりませんが、いつもながら駅構内を歩く人たちのテンポが、普段の自分のペースに比べて1.5倍は早いのではと感じ、自分の歩く方向とは逆方向の大きな人の流れに巻き込まれたり、なんとか抜け出したりを繰り返しながら)、広尾駅から図書館を目指しました。
 南麻布の中心に位置する、蔵書数約202万冊、閲覧席900席を誇る、大きくて伝統ある立派な図書館ですが、広大な有栖川宮記念公園の木々に囲まれ、図書館がなかなか視界に入らず、この方向のはずだと直進すると、立派な池が現れ、迂回したり、階段を上ったりで、いったん公園を出て、たまたま交通整理をしていた警察官の方に思わず場所を訪ね、あと80メートルくらいですよと教えられて、恥ずかしい思いをしながらたどり着きました。もっとも、静岡県立中央図書館も、文化の丘のこんもりとした木々に囲まれた静謐な環境の中にたたずんでおり、初めて草薙駅から歩いてこられる方にとっては、同じような経験をするかもしれないなとも思いました。
 協議事項の他に、複数の県立図書館館長から近況報告があり、地域経済の特性にマッチングし、ものづくり技術を支えることに特化した科学技術資料と電子ジャーナル・-データベースの充実、異分野・異業種の交流の拠点機能を有した神奈川県立川崎図書館、大阪市ICT戦力に沿った、図書館の今後のあり方、同アクションプランを策定しICT徹底活用に取組む大阪市立図書館、県立と市立(大村市)の一体型の図書館整備を進める長崎県立図書館など、様々な取組みが報告され、参考になるところ大でした。


 5月31日(金)には、県庁で社会教育課が主催する読書活動推進会議に出席しました。静岡県子ども読書活動推進計画(第二次中期計画)の進捗評価、「『本とともだち』プラン〜静岡県子ども読書活動推進計画(第三次計画)〜」について、幼保こども園における読書環境整備、また平成30年度読書活動の推進に関わる事業計画が社会教育課、義務教育課、高校教育課、特別支援教育課、私学振興課、こども未来課、総合教育センター、県立中央図書館から説明されました。
意見交換のなかでは、発達段階に応じた読書習慣の形成、過程での読書習慣付けの重要性、何よりも大人が読書する姿を子どもに見せることが大切など、様々な意見が出されました。


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