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HOME > 館長室から> ―館長のひとりごと― 平成29年12月


12月25

 昨夜は久しぶりに雨の音を聞きました。暖かい週初めですがかなり強い風が吹いています。明後日からは再び寒波が襲来するとか、今日はそれに備えて防寒を少し緩めてきました。

 今年も最終週になりました。例年ですと年末年始休館の前の土日には、お休みを利用して調べ物をしたり読書したりするために多くの貸出があります。また、その返却のためにブックポストがいっぱいになるのではと休み中に職員に様子を見に来てもらうこともありました。残念ながら今年はそうした張り合いや心配がありません。新年恒例の「お楽しみ福ぶっくろ」(当館職員が各自でテーマを設定し、それに沿った当館資料を選定して袋詰めした物)もありません。申し訳なく思うとともに、図書館は利用されてこその存在ということを改めて感じます。
 1月10日からは事前予約の資料貸出業務を再開します(10日から受付、11日から受け渡し)。併せて、レファレンスサービス等も再開します。是非御利用いただければと思います。詳しくは当館ホームページで御確認ください。

 時間の経過が年々速く、特に7月以降はあっという間でした。初めてのことがたくさんありましたが、皆様のおかげで何とか年の瀬を迎えることができました。仕事はみんなでやっていること、支えてくださる方々によって力が湧くことなどを改めて感じつつ、過ぎてしまうと毎日が楽しかったように思えます。感謝です。では、良いお年をお迎えください。




12月18

 昨日の強い西風がやんだ分、今朝は冷え込みました。西部ではこの冬一番となったところもあったようです。

 今日は休館日、館内では施設の各点検等が行われています。並行して、1月に入って準備が整い次第再開する、予約による個人貸出等のサービスに対応するため、インフォメーション棟のブラウジングの模様替えを行いました。詳しくは明後日20日の当館ホームページでお知らせしますが、ほかにレファレンスの受付、新聞閲覧、オンラインデータベースの利用、インターネット閲覧パソコンの利用、複写サービスも再開の予定です。なお、閲覧室の利用はできませんので御了承ください。

 先週は、地元の清水区有度地区の連合自治会の会合に県社会教育課職員と伺い、今回の当館の移転について経緯を説明しました。有度地区(特に草薙)は地域づくりに熱心に取り組んでおり、そこに県立大、美術館、当館が関わってきたこと、長年親しまれてきた施設の移転は気持ちの上で納得できないこと、新館は是非現在の場所で建て替えてほしいなど有難い御意見や思いをいただきました。また、別の日には、熱心な利用者の方が館長室に見えられ、谷田のこの雰囲気の中にある図書館を大切にしてほしいとお気持ちを述べられました。様々な御意見やお気持ちのあることを心に留めなくてはと思いました。

 10日の中日新聞には、「文庫が危機 販売額、10年で3/4に」とありました。書籍全体の15%前後を占めている文庫本(コミック文庫を除く)の販売額が、2014年から昨年まで3年連続で6%ずつ落ち込んでおり、10年前の約3/4になったそうです(出版科学研究所調べ)。1年前には、雑誌の売り上げが書籍を下回り、前年比7.7%減、ピークだった1997年と比較すると約46%にまで縮小したこと、書籍も前年比1.6%減で10年連続前年割れしたことの記事がありました。各社が力を入れている文庫もこうした状況になると出版界の今後が益々心配になります。ここ数年、この時期になると、出版業界の危機的状況が話題になります。出版社、取次会社、書店だけの問題ではなく、私たち図書館にも関わりがあります。読書推進、社会教育(生涯学習)の充実、出版文化の維持といった面からも心配です。簡単には解決できない問題ですし、我が国の変化の波の一つであり、他の事象とも共通することのようにも思えます。10年後、20年後がさらに気にかかります。

 昨日の読売新聞の読書欄には「今年最高の一冊」ということで、読者から寄せられたお薦め本が紹介されていました。書名は知っていても読んでないものがほとんどでした。さっそくノートにメモしましたが、リストはたまる一方で読むのはかなり先になりそうです。今夜は当館の忘年会です。月曜日から?と思われるかもしれませんが、今日が休館日ということで年度当初から予定されていました。有難いことに心身の不調等でお休みをとる職員もなく年の瀬を迎えています。全職員による飲み会は何回もありませんので、楽しく過ごしたいと思います。




12月11

 夜半にお湿り程度の雨が降ったようです。比較的暖かい穏やかな朝となりました。雪をかぶった富士山が青い空に映えていました。でも今週は今日の夕方からぐっと寒くなるようです。寒さが苦手な私には忍耐の季節に入っていきます。

 今月1日から市町立図書館等へ当館資料の貸出予約を5か月ぶりに再開、先週269点を宅配便や協力車によって搬送しました。今後とも多くの利用をお願いします。個人の予約貸出については20日前後に当館HPに掲載する予定です。

 新館整備に関する県民との意見交換会を先週は7日に浜松市内で開催しました。市町立図書館の旧職員の方、当館をよく利用されている県民の方々などの参加がありました。東部地区で開催の時にも思いましたが、東西に長い本県では県域全体へのサービスをいかに充実させるかが大きな課題であることを感じました。5日には、県内の図書館職員研修の1コマをいただき、参加者から質問や意見をいただきました。県民や図書館職員の皆さんからいただいた意見も参考にしながら、基本構想案の作成作業を社会教育課と合同で明日行う予定です。

 5日の夕方には今年の静岡書店大賞の発表及び授賞式が静岡市内でありました。昨年からこの日を「しぞーか本の日」とし、今までは別に行われていた書店と出版社との大商談会とドッキングし、書店大賞の授賞式後には合同の懇親会も行っています。私は100社を超える出版社のブースが並ぶ大商談会に昨年参加させていただいて大変面白かったので、今年は市町立図書館の職員の皆さんにも声を掛けさせていただきました。夕方の発表・授賞式は、県内書店員有志による実行委員会の主催で行われています。年々進化しており、やる気やエネルギーを感じるものでした。活字出版文化の維持・発展、読書活動の推進のために、書店・図書館・出版社が協力して行うことに意義を感じます。受賞作品は翌日から県内各書店の店頭に並んでいます。

 9日の土曜日は、しずおか新聞感想文コンクールの表彰式が静岡新聞社で行われました(審査結果と作品は5日の静岡新聞に掲載されています)。今までは原稿用紙に書かれた作品と対面していただけでしたが、初めて本人と出会い、急に距離が近くなった気がしました。特に今回は第10回記念ということで、式後に簡単なパーティーがあり、授賞された小中高生やその保護者の方々とお話する有難い機会もいただきました。直接顔を合わせてみるとこれからが楽しみな人たちばかりでした。審査の時、つい作品のマイナス部分をあげていた自分が恥ずかしくなりました。素晴らしい点にもっと目をやるべきだったと申し訳なく思いながら、帰途につきました。

 今週は15日に先月開催した県図書館大会運営委員会があります。今回の反省と来年度への提案等が協議されます。あとの2週間で今年のうちにやっておきたい仕事を片付けなくては、と思いながら、今日から取りかかります。




12月4日

 静かな初冬の朝です。今朝はこの冬初めて車のフロントガラスが凍り、あたりに霜が降りていました。今週半ばから本格的に寒くなるようです。

 先週は、新館整備に関する県民との意見交換会を28日に沼津市、30日に静岡市で開催しました。県から今までの経緯を説明した後、数人のグループに分かれてKJ法で自由に意見を出し合っていただきました。新館を待ちわびていた方々であり、意識も高く、コンテンツ、サービス、施設、職員、雰囲気などについて建設的な意見や要望が出されました。私は元気をいただくとともに、責任を強く感じました。

 明日は市町の図書館職員の皆さんから御意見をいただきます。7日には浜松市でもこの会を開催します。今日は休館日ですので、当館職員も研修として新館について話し合います。

 今週は明日の5日、静岡書店大賞の授賞式があります。県内の書店員有志によって始まったこの企画も第6回目となります。書店、図書館が協力して読書推進活動を盛り上げることができればと思い、微力ながら県図書館協会も協力させていただいています。今年の児童書名作部門は図書館員の投票で決まるようです。どんな本が選ばれるのでしょう。発表が楽しみです。
 9日の土曜日は、しずおか新聞感想文コンクールの表彰式が静岡新聞社で行われます。小学生、中学生、高校生から全部で9千点を超す応募がありました。最優秀・優秀・入選作品は今週静岡新聞紙上に掲載されます。当日は講評役ですが、小学生から高校生までを相手に話すのはなかなか難しいものがあります。


 12月1日から市町立図書館等への当館資料の貸出の受付を再開しました。既に数十点の予約が入っているようです。長い間、御迷惑をおかけしました。こうして利用いただけることを有難く思っています。