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HOME > 館長室から> ―館長のひとりごと― 平成29年7月


7月31

 今朝の電車内は制服の中高生の姿がほとんどなくなり、空いた座席がちらほらありました。冷房の効いた電車を降りると真夏の陽射し、図書館までの坂道では、蝉の鳴き声がさらに力強さを増して響いていました。夏休みを感じました。

 7月が今日で終わります。臨時休館となってひと月近く、いつもと違う慌ただしさでした。館内では、本来業務に加えて、図書の移動計画の作成、移動図書の選定(リスト作成)などを進め、先週後半から図書の運搬を少しずつ始めました。外部保管場所への移動については業者にお願いするのですが、その準備段階での書庫間の移動、閲覧室から書庫への移動については当館の職員が行います。冷房が効かない書庫で重い本を多数移動するのはかなりの負担です。移動作業全体から見ればまだまだ序の口ですが、これから徐々に進めていくことになります。
 一方で、当館の整備(老朽化対策等)については、先週26日、県議会文教警察委員会でも話題となり、県教委からは、今まで考えられていた東静岡への一部機能移転を前提としないで、全移転(1館での整備)も視野に検討するという考えが示されました。秋ごろを目途に方針が決定されるようです。県民の皆様にとって利用しやすい新館建設に向かっていくことを期待しています。

 明日1日からは、インフォメーション棟にある子ども図書研究室の通常利用、エントランスホール(新聞閲覧)・学習コーナーの開放を始めます。閲覧や貸出など図書資料の利用の再開については、詳細調査等の後の検討になります。

 2日には、県議会の文教警察委員会の視察があります。3日には、「ムセイオン静岡」の代表者会議が県立大学で予定されており、県立大学を中心に、県立美術館、埋蔵文化財センター、SPAC、グランシップ、地球環境史ミュージアムの各代表が集まります。

 明日はライフプラン講習会。来年3月に定年退職する職員を対象にしたものです。メニューを見ると、年金制度・退職時の届出書類、退職後の医療保険制度、退職金試算、再任用制度など。今まで他人事と思っていたことがいよいよ迫ってきたという感じです。来年度も今がそのまま続くような心持ちでいるので、気持ちの上でしっかり消化できるか不安になります。





7月24

 梅雨が明けました。昨日は大暑、今朝は図書館周辺の蝉の声が本格的になってきた気がしました。多くの学校は夏休みに入りました。高校野球はベスト4が出そろいました。

 先週19日は、市町立図書館を訪問、島田市立島田、藤枝市立駅南、焼津市立焼津、静岡市立中央、静岡市立美和分館に伺いました。夏休みを意識した特集展示がなされていたり、イベントの準備物があったり、繁忙期に向かって慌ただしい様子でした。今週26日は、磐周方面をまわります。

 一方の当館ですが、夏の雰囲気から何か取り残されているような感じもしますが、別の忙しさがあります。閲覧室の荷重軽減のための図書資料の移動作業です。閉架書庫の利用の少ない図書を外部保管場所に移し、空いたところに閲覧室の図書を移動します。現在は、業者との契約等のやり取り、外部保管場所に移動する図書の選定とそれに伴うデータ変更等を行っています。休館中でも資料の受入や処理、市町立図書館訪問等、ルーチンの業務は継続しているので、それに加えての作業となります。皆様に御迷惑をおかけしているので早く作業を進めなくてはならないのですが、10万冊、20万冊が半端な量でないことを改めて実感しています。

 今年度の重点取組の一つに「中期計画の策定」があります。職員から提案があり、取り組むことにしました。当館の目指す方向性を明確にして安定した運営を展開するため、来年度から向こう5年間を見通して、当館の基本的な役割、戦略レベルとなる3つの活動、そのための各具体的方策(戦術)を考えようというものです。ワーキンググループが中心となり、先週20日には2回目の全職員によるグループワークを行いました。臨時休館という思いも寄らない事態になってしまいましたが、自館について全職員で考える好機会と思い、そのまま続けています。9月の図書館協議会に素案を提示して御意見を頂戴する予定です。





7月18

 暑い3連休でした。蝉の声も本格的になり、梅雨の明けるのも間近なようです。
 九州北部を襲ったこのたびの豪雨によって甚大な被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

 さて、当館では臨時休館ということで多方面にわたって御迷惑をかけ続けており、心よりお詫び申し上げます。現在、図書の移動作業について業者とのやり取りを進めるとともに、館内では図書の移動計画、移動図書の選定等を行っています。なお、8月1日から、資料や閲覧室の利用など主要なサービスを除いた一部のサービスを再開します。学習コーナーの開放・エントランスホールでの新聞閲覧(当日の朝刊8紙)、子ども図書研究室の通常利用と日曜開放です。詳しくは当館ホームページを御覧ください。


 先週の10日には第1回目の県読書活動推進会議が県庁でありました。様々な立場の方々から子どもの読書についてのお話が伺える、出席して楽しい会議です。子ども読書活動推進計画(3次計画)の策定が今年度の主な検討事項ですが、乳幼児期における読書活動推進、新学習指導要領に合わせた主体的な学びを支える学校図書館などが計画のポイントになりそうです。
 11日には第2回図書館大会運営委員会がありました。全体会、分科会の講師も決定し、開催要項もそろそろ完成に近づいています。来月に入ると募集を開始します。
 12日は県視覚障害者情報支援センターの第1回運営委員会がありました。28年度の事業報告が中心でした。利用登録者は県全体の視覚障害者のうちの10.5%で、初めて10%を超えたそうです。サピエ図書館への登録者はそのうちの52%、全国的に見ると利用が多いとのことでした。障害者の皆さんを支える点訳や音訳、アイサポなどのボランティア養成講座への参加者も若干ですが増えているようでした。
 14日は山梨県立図書館との連携推進協議会を、山梨県富士山世界遺産センターで行いました。富士山資料についての情報交換、今年度の連携事業、近況報告やお互いの具体的な図書館サービスなどについて話し合いました。この連携も3年目となり、気軽に話し合いができるようになってきました。

 16日、隣の市で上演された「父と暮らせば」(井上ひさし)の人形劇(人形劇団むすび座)を鑑賞しました。詳しいことをよく知らず、知り合いに紹介されて軽い気持ちで行ったのですが、約200人に会場は満席、皆さん感動いっぱいの様子の上質の内容でした。4人の劇団員の方が語りと人形の動きを担当されていましたが、いいお仕事をなさっているなとつくづく思いました。




7月10

 先週金曜日は七夕。朝のラジオでは、「七夕」と書いて「たなばた」と読むことについて諸説を説明していました。以前は笹竹を切ってきて短冊や飾りをつけていたのですが、子どもの成長とともについさぼるようになってしまいました。今朝は風もなくこの時期らしい蒸し暑さです。蝉の声が少し聞こえ始めました。

 臨時休館から1週間。テレビや新聞を見た方々から心配の声をかけていただき、有難く思っています。ただ、調べもの等を予定していて使えずに困っている方やこの土日も休館を知らないで県内各地から来館された方々がいらっしゃったと思います。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 これから閲覧室の荷重軽減のために図書の移動作業を進めていくわけですが、20万冊が大変な量であることを改めて感じています。利用の少ない書庫の図書を外部に移し、空いたところに閲覧室の図書を移動します。図書の置く場所を探さなくてはいけませんし、関係予算も必要です。安全確保のため、早期再開のために急がなくてはいけないことは承知していますが、簡単ではないことも事実です。

 今週は、今日の午後は今年度第1回目の県読書活動推進会議です。子ども読書活動推進計画(3次計画)の策定が今年度の主な検討事項です。11日は館内の課長班長等会、第2回図書館大会運営委員会。12日は県視覚障害者情報支援センターの第1回運営委員会。14日は山梨県立図書館との連携推進協議会を、今回は山梨県富士山世界遺産センターで行います。




7月3日

 先週末から30度を超える日が続くようになりました。からだが暑さに慣れていないせいもあり、かなり堪えます。今日の最高気温予想は35度です。蝉も気温の上昇について行けないようで、まだ鳴き声が響いてきません。

 27日には、恒例となった子ども図書研究室講演会を開催しました。講師は絵本の翻訳や児童文化・子育て等に関する執筆をされている松井るり子さん、演題は「人を育てる『言葉』」でした。約140人の参加者があり、多くの方に満足いただいたようです。この日は県社会教育課の子ども読書アドバイザー養成講座が午前から行われ、そちらの講師は張替惠子さん(東京子ども図書館理事長)、「子どもと本をつなぐために」という演題でお話しいただきました。タイプは違いますが、お二人ともやさしく元気いっぱいで魅力的でした。私は打ち合わせが入ってしまい、講演を拝聴できなくて残念でした。

 さて、このホームページのトップ画面でもお知らせしていますが、当館に大きな出来事が起こりました。明日4日から3~4か月、臨時休館します。4~6月まで長寿命化改修の可能性調査を実施していましたが、その中で2階閲覧室床(1階書庫の天井部)にひび割れが認められました。利用者の安全確保と安全対策の実施のために、急なことですが臨時休館することになりました。ひび割れの原因は、40年以上にわたって建物を使用する過程で、相当量の図書を閲覧室に配架する状態となり、床に大きな荷重がかかったことが主因のようです。閲覧室の図書を移動させて荷重を軽減すること、床部分の詳細な状況を調査することを行います。その間、職員も閲覧室、書庫に入れませんので図書を扱うサービスはできません。今後、再開可能なサービスについて検討してホームページ上でお知らせします。夏は利用の多い季節です。皆様には多大な御迷惑をおかけすることになり、大変申し訳なく思います。