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HOME > 館長室から> ―館長のひとりごと― 平成29年6月


6月26

 夏至(21日)が過ぎ、もうすぐ7月の声を聞きます。やっと梅雨らしくなってきました。今日は何とか大丈夫そうですが、今週は傘の手放せない天気が続くようです。

 先週2223日は新潟県立図書館で開催された関東地区公共図書館協議会の幹事会、総会・研究発表大会に参加しました。総会後の研究発表大会では、大串夏身氏による地域を創る図書館についての基調講演があり、その後、公共図書館に学校図書館支援センターを設置した新潟市立図書館、新館となって活発な展開をしている聖籠町と新発田市の図書館、災害関係の資料収集に力を入れている長岡市立図書館、複合文化施設として図書館以外の機能でも地域に貢献している日比谷図書文化館から発表がありました。会場となった新潟県立図書館は新潟駅からバスで約20分、平成4年完成ですがそれよりも新しく感じました。文書館が併設されていたり、閉架書庫が公開書庫として利用者に開放(4~10月:記名式)されていたりと参考になることがいくつかありました。

 今週は明日27日には、恒例となった当館の子ども図書研究室講演会を開催します。講師は 松井るり子さん、テーマは「人を育てる『言葉』」です。29日の午前は清水町新図書館建設検討委員会、午後は国立国会図書館長との懇談会が東京であります。

 日本世論調査会が1011日に実施した「読書」に関する調査の結果が、昨日(25日)の静岡新聞に掲載されていました。漫画と雑誌を除いた本を1ヶ月に読む冊数が「0冊」33%、「1~2冊」50%。1ヶ月に本に充てる金額が「0~1000円未満」64%。本離れの理由としては「スマホ、ゲームなどに費やす時間の増加」が73%。意外とは思いませんが心配な数字です。図書館については、そろえてもらいたい本は「ベストセラー本」42%「実用書など生活に役立つ本」36%(2つまで回答)、蔵書内容以外で期待することは「静かでゆとりある閲覧環境」39%「喫茶店や書店などの併設」31%(2つまで回答)が上位でした。日本図書館協会の森理事長は「利用者が図書館を居室など生活空間の延長と感じるようになってきているのでないか。」「限られた予算の中では、次世代に残すべき資料が図書館の本だ。」とコメントしていました。肯けます。私的には、図書館を身近に感じてもらえることは有難いのですが、公共施設ですので言うまでもなくマナーや寛容が大切だと思いますし、今を生きる人を支援するだけでなく、将来利用する人のことも考えた施設であることを御理解いただきたいと思います。




6月19

 梅雨らしくない毎日が続きます。こういう年は7月に入ってから猛烈な雨が続くことがよくあり、災害が心配です。それでも今週半ばからは梅雨らしい天気になるようで、紫陽花も生き生きとしてきそうです。

 先週14日には、当館の子ども図書研究室で新刊サロンを開催しました。この準備に、当館職員は新刊本の多くを読んで各本のポイントをまとめます。負担は大きいわけですが、熱心な参加者と直接やり取りできる貴重な機会と思います。なお、今年度から、子ども図書研究室で受入した資料のうち、職員が手に取って選定した資料のリストを当館HPで公開しています。
 16日には、グランシップで開催された「しずおか健康いきいきフォーラム21」の会場に、関連する当館資料の展示、貸出、情報提供を行うブース(出張図書館)を出しました。当館の健康医療情報サービスや当館のPRをしたわけですが、こうした外へのアピールも大切だと思っています。ちなみに健康医療情報コーナーの出張図書館事業は3年目となります。
 同日、県読書推進運動協議会理事会もありました。書店、市町立図書館、学校図書館、読み聞かせグループ、大学の研究者、図書館友の会など様々な方が役員にいらっしゃいます。本県の読書推進を支えてきた、50年以上の長い歴史を持つ組織です。予算規模が大きくないために独自の目立った活動ができないのが残念ですが、他の組織と協働で県内の読書推進に貢献できればと思います。
 17日には、日本学校図書館学会静岡県支部総会・研究会に参加しました。この会に出席するたびに、参加者の学校図書館への熱い思いを感じます。今回は、全国学校図書館協議会学校図書館スーパーバイザーの徳田悦子先生から「探求型学習をすすめるための学び方の指導」についてお話を伺いました。

 今週2223日は新潟市で開催される関東地区公共図書館協議会の幹事会、総会・研究発表大会に出席します。初めて伺う大串夏身氏の講演のほか、学校図書館支援、災害・復興と図書館、日比谷図書文化館の活動などの発表が楽しみです。

 先週末、河瀬直美監督の「光」を観て、けっこう感動しました。ただ、一般的には前作「あん」の評価のほうが高いようです。私は「あん」を観てなかったので、当館所蔵の原作「あん」(ドリアン助川)をさっそく読み、映画もレンタルで観ました。話の設定、樹木希林(光は声だけ)、永瀬正敏の演技、どちらの映画も心の栄養になりました。





6月12

 先週7日に梅雨入りし、雨の季節になりましたが、天気予報にはしばらく傘マークがありません。この土日も天気に恵まれましたが、そうなると閲覧室の暑さが気になります。晴れて無風なら蒸し暑くなるし、雨が降れば窓を閉めなくてはならないし、利用者の皆さんに申し訳なく思いながらも天頼みです。

 今週は、明日13日は館内の課長班長等会があり、14日には当館の子ども図書研究室で今年度1回目の新刊サロンを開催します。15日には障害者差別解消推進県民会議に出席します。16日には「しずおか健康いきいきフォーラム21」の会場(グランシップ)で出張図書館を予定しているので様子を見に行くつもりです。県読書推進運動協議会理事会も予定されています。17日には、日本学校図書館学会静岡県支部総会・研究会に参加させていただきます。

 「アウシュヴィッツの図書係」(アントニオ・G・イトゥルベ 小原京子(訳))を読みました。書架整理の時に見つけて書名に魅かれていました。第二次世界大戦中、強制収容所に送られたユダヤ人少女の実話をもとに書かれた小説です。わずか8冊だけの収容所内の秘密図書館の世話をする少女ディタを中心に話が展開します。ホロコーストの惨状は目を覆うばかりですが、本のもつ不思議な力、読書の素晴らしさを再認識できます。当りの1冊でした。

 静岡図書館友の会が、知事選の両候補者に、今後の県立図書館のビジョンを問う公開質問状を送ったという新聞記事がありました。「県の文化・教育行政における図書館の位置付け」「県内の市町図書館への支援、他機関とのネットワーク、ユニバーサルデザインについてのビジョン」などについて問うています。どのような回答が出されるのか、興味がありますし、楽しみでもあります。




6月5日

 この土日はこの季節らしいさわやかな晴天、当館の周りも散策したりお弁当を広げたりする家族やグループが見られました。
 今年度も3ヶ月目に入りました。カウンターでの直接サービス、協力貸出や運営相談などによる市町支援、各職員研修やイベント・展示等、また様々な起案文書や供覧資料から、各業務が順調にまわり、館全体が次第に本格的な動きに移っていることを実感しています。今日は館内整理日、閲覧室の図書の中で利用が少なくなったもの、情報が古くなったものを閉架書庫に移動し、閲覧室の書架を整える作業を全職員で行っています。


 先週31日、中期計画策定のため、当館の現状分析、当館の使命について話し合いました。中期計画の策定については、昨年度の反省の中で数人の職員の中から提案があり、今年度の重点取組の一つとしました。当日はどんな展開になるか少々不安で、先ずはこういう場を楽しむことをお願いしました。でも始まってみれば、どのグループでも活発な話し合いがなされ、ほっとしたりうれしかったり。自分たちの職場について様々な職員同士で話し合うことができたのが良かったかなと思います。次回は今月末、最終的にどのような計画ができるかわかりませんが、成果物よりもこうしたプロセスが大切だと思っています。

 1日、当館の館報「葵」51号が出来上がりました。当館の毎年の記録となる大切な冊子で、その年度の概要と前年度の事業報告が主な内容です。ホームページにも今週中を目途にアップする予定です。


 1日、2日は協力車に同乗して市町立図書館を訪問しました。今回は、三島、函南、伊豆の国(中央)、伊豆(修善寺)の駿豆コースと清水町、沼津、富士(中央)、富士宮(中央)の東部コースでした。当館からの聴取事項や連絡事項が中心ですが、その館ならでは話題や情報をもとにお話が伺うことができる大切な機会でもあります。訪問は月に1度のペースですが(他の週は宅配便による資料搬送)、当館の使命を改めて感じる業務だと思いました。

 今月で、インターネット予約による市町立図書館受取サービスが、県内11の図書館等の協力のもとに本格始動してまる一年になります。県域サービスの拡充の一環として始めたものです。おかげさまで毎週100150冊の貸出がありました。事務処理して資料を発送する水曜日の午前はかなり大変ですし、増加具合によっては対応可能か若干の不安はありますが、先ずは利用していただいていることに感謝しています。