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HOME > 館長室から> ―館長のひとりごと― 平成29年5月


5月29

 気持ちの良い五月晴れの週初めです。今朝は車窓から大井川の中州がピンクに染まっているのに気づきました。いつのまにかカワラナデシコの季節になっていました。今年は大雨がなかったので流されることなく、開花できたようです。上流の川根高校に勤務していた時にこの花を知りました。この季節の川根は山笑う新緑と大井川のカワラナデシコが魅力です。我が家では梅花ウツギの真っ白な花が開き始めました。

 先週22日、職員や友の会など図書館に関わる人たちによる第21回県図書館交流会が当館で行われ、約70人の参加がありました。今回のテーマは「これからの県立図書館」。私から、当館の沿革・概要・課題、現在検討中の整備の現状、今後の図書館づくり(基本構想案から)の3点を説明し、その後、市町の図書館職員、利用者の方々から当館との関わりについてのお話がありました。当館への評価として、県内図書館をつなぐネットワークづくり/「おうだんくん」システムの提供と維持管理/協力貸出や相互貸借における物流システムの整備/豊富な資料の提供/困難なレファレンスへの対応/協力車による運営相談や困ったことが起きた時の電話相談/図書館職員研修/静岡県図書館大会の開催などがあげられました。さらに市町の(延いては県民の)役に立たなくてはと思いを新たにしました。私たちを応援してくださる方々のこうした活動に深く感謝です。

 23日の監査はおかげさまで問題なく無事終了しました。常日頃から堅実な事務処理を行っている職員、資料作成にあたってくれた職員に感謝です。

 今週31日の月末休館日には全職員による館内研修を行います。これは今年度の重点取組の一つである「中期計画の策定」のためのものです。今回は全職員がグループに分かれ、当館の現状分析(内部環境・外部環境)、当館の使命について話し合います。私としては初めての試みですが、職員のモチベーションアップにつながることを期待しています。

 5月もあと3日です。4月は長く感じましたが、今月は大型連休があったせいか早かった気がします。6月は様々なことが軌道に乗ってくる時期であり、図書館にとってのかき入れ時である夏に入る前のひと月でもあります。大切に過ごしたいと思います。




5月22

 この土日は、蒼い空とまぶしく輝く新緑の中、夏の暑さを感じる晴天でした。水の張られた田には稲の苗がきれいに並んでいます。私は朝顔の種を蒔きました。夏に向かっての成長が楽しみです。

 今日の午後は、第21回県図書館交流会(主催:県図書館交流会実行委員会・静岡図書館友の会)が当館で行われます。今回のテーマは「これからの県立図書館」です。諸課題を抱える当館ですが、計画が進められている東静岡駅前の「文化力の拠点」施設に一部機能移転の話もあることから、ここで改めて当館について考えてみようということで、私も当館の現状や今後の整備について1時間ほどお話しする機会をいただきました。図書館関係者が参加しやすいようにと月曜日開催となりました。図書館に詳しい方々を前にしてお話するわけで今から緊張しています。

 明日23日は会計処理を中心とした書面監査です。職員は年度末から資料の準備にあたってきました。日ごろから総務課を中心に堅実な事務処理を行っているので、私はあまり心配していません。ただそうは言っても総務担当者にとっては大きな出来事であり、早く肩の荷を下ろしたいようです。無事終了することを願います。

 先週から副館長さんとともに職員の個別面談を行っています。ひと月半が経過しての個々の状況、担当業務で今年度前半に重点としたいことや具体的目標を伺うとともに、期待することやお願いしたいことを申し上げています。館長室のドアはいつも開けたままであり、いつでも話はできるのですが、それでもこうした機会は大変貴重だと思っています。今月末までに全員行います。

 4月末から図書館に初めて勤務する市町職員を主対象にした研修(図書館基礎研修、おうだんくん基礎研修、レファレンス基礎研修)が続いています。図書館は社会教育施設の一つですが、施設の貸出が主だったり、講座などを実施したりする施設とは異なります。図書資料や情報の提供、それを仲立ちとした利用者とのやりとりという大きな役割がありますし、資料貸借を通じた他館職員とのつながりも重要です。利用者の学習支援ができる力量が必要ですし、そのためには研修が欠かせません。業務スキルの向上を目指す前向きな姿勢と人間的つながりを大切にできることは図書館職員として重要な要素だと思います。

 私事ですが、先週、開学前後に勤務していた静岡文化芸術大学の旧教職員、卒業生の何人かが集まる会がありました。十数年前が昨日のことのように思い出されるとともに、様々な分野で生き生きと誇りを持って活躍している卒業生を見てうれしさと羨ましさを感じました。




5月15

 草薙駅から図書館まで歩いてくる途中、畑からみかんの花の香りが漂ってきます。この時期らしい、さわやかな香りです。

 先週10日から今年度の市町立図書館への訪問(協力車事業)が始まりました。私も8コースすべてに年1回は同乗する予定です。この日は菊川市(小笠)、御前崎市、牧之原市(相良)、吉田町、焼津市(大井川)の5館、昨年度と変わったこと、今年度力を入れたいことなどを伺いました。特に大井川は分館とは言いながらも工夫を凝らして様々な取組を行っていました。

 11日には相互貸借担当者会議がありました。各図書館が自館の利用者に資料を提供するため、他館の図書資料をお互いに貸し借りするシステム(県立図書館資料の貸出は別扱い)についての会議です。この制度が始まった平成7年度は県内全体で2,265冊の図書資料の貸し借りがありましたが、昨年度は21,018冊でした。20年で10倍近い数字になりました。物流システムの確立、横断検索システムの稼働によって業務がやりやすくなっていることもありますが、何よりも大きいのは利用者に資料提供したいという図書館職員の気持ちだと思います。資料費が減額される昨今、相互貸借はなくてはならない制度です。

 12日には11月に開催される静岡県図書館大会の第1回運営委員会がありました。県図書館大会は県読書大会と県図書館振興大会が統合して始まり、今年は25回目となります。公共図書館、学校図書館、大学・専門図書館、読書会関係者などによって構成される運営委員の皆さんにはこれから半年間お世話になります。

 学校記念誌の切り取り被害の件が全国的に話題になっています。県内でも12日の夕方までに、2市1町で11冊に被害が確認されました。一部の心ない行為をする人の存在は本当に残念ですし、怒れてきます。ただし、学校記念誌だけが最近切り取られる事件が発生しているような印象の報道がなされていますが、今回の件でも被害時期は不明であり、他の資料に対しても落書きなども含めこうした心ない行為をする人は以前から存在しているのが実際です。貸し出した本については返却時に汚破損がないかチェックしますが、多くの場合、発見するのは次の利用者になります。特定の資料ならば書庫に移しますが、すべての資料をそうするわけにもいきません。返却時に全ページを丹念にチェックすることも不可能ですし、自由に手に取ることができる閲覧室の本ではチェックできません。何か対策を求められますが、閲覧席の見回り頻度を高くするくらいで、現状では利用者のモラルに任せるしかありません。難しい問題です。




5月8日

 あちこちで若葉が輝く中、水をたたえた田んぼには五月の空が映っています。この季節の喜びを年々強く感じるようになってきました。
 さて大型連休が終わり、いつもの雰囲気に戻りました。仕事の上では4月のスタート期から新たなステージに移り、本格的に様々な業務が動き始めます。ただし当館の職員は連休中も交替で出勤していたので、これから業務の合間を縫って各自で代休を取ることになります。


 2日の八十八夜、杉山彦三郎翁顕彰会記念式が駿府城公園内マロニエ広場で行われました。やぶきた茶生みの親である杉山翁の慰霊式と茶業功績者の表彰式が毎年この日に行われています。私の場合、お茶は空気のようなもので日常生活から切り離すことができません。厳しい状況が続く茶業界ですが、取り返しがつかなくなる前に妙案の出ることを祈っています。

 4日~7日、グランシップでは「こどものくに」イベントがあり、県立図書館コーナーえほんのひろばでは、今年のテーマ「ふしぎなかたちたち!」に因んで、○△□に切り抜いた色紙を使っていろいろな顔を作る工作イベントを実施しました。私は4日の夕方見にいきましたが、○△□による様々な表情のたくさんの顔が大きな段ボールのボードに並んでいました。親子で楽しんでもらえたようで有難く思いました。

 今週は10日から市町立図書館への訪問(協力車事業)が始まります。今年も夏までに全館まわるつもりです。市町立図書館と関わる大切な機会であり、その館の空気を味わいたいと楽しみにしています。11日には県内図書館同士が図書資料をお互いに貸し借りするシステム「相互貸借」の担当者会議があります。これは各図書館が自館の利用者に資料を提供するための共通理解を図る大切な会議です。同じ日の午前には清水町の新館建設検討委員会があります。12日には11月に開催される静岡県図書館大会の第1回運営委員会があります。半年後に向かって準備が始まります。


 先週に引き続き、7日の日曜日には安倍川上流梅ケ島の山伏(やんぶし)に登ってきました。2014mの頂上からは東に富士山、北西に南アルプスの山々の素晴らしい眺めを楽しむことができました。




5月1日

 初夏を感じさせるさわやかな朝で5月が始まりました。つつじと木々の若葉が主役の季節です。大型連休の3日目、電車は少し空いていましたが、草薙駅前のバス乗り場に並ぶ大学生の列はいつもどおりでした。大学生(大学)も変わりました。
 昨日4月30日は図書館記念日、昭和25年のこの日に図書館法が公布されたことによります。今日からの5月は図書館振興の月です。

 26日には県図書館協会(県図協)の理事会と総会がありました。この協会には県内の公共図書館、大学・専門図書館66館(分館も含めると127館)が加盟しています。今年度は全体で24館が、公立図書館36館のうち16館の館長(本館・中央館)が新しく着任されました。事業報告・決算案、事業計画・予算案を承認いただき、各職員研修への参加や県図書館大会への協力を依頼しました。私は会長として、県内図書館職員が連帯感を持って元気に業務に取り組めること、研修を充実させて職員の資質向上を図ることを重点として上げました。お互いに協力し合う県内の図書館でありたいと思います。総会後の研修会では、元塩尻市立図書館長の内野安彦氏から図書館経営について御講演いただきました。『図書館長論の試み』、『図書館はまちのたからもの』などの著書があり、私は是非お話を伺いたく楽しみにしていました。前半は館長として実践してきたこと(私には耳の痛いことがいくつかありました)、後半は出版界及び書店の危機的状況と図書館の選書・蔵書について(出版文化を守るため)のお話でした。「利用者を大事にするということは、貸出冊数に拘泥する選書をやめて、多くの出版物から適切な資料を収集し、利用者と資料の出会いを演出すること」、「選書は未来の利用者のためのもの」などが心に残りました。

 明日は八十八夜、駿府城公園内マロニエ広場では杉山彦三郎翁顕彰会記念式が行われます。杉山翁はやぶきた茶を発見、その品種改良に心血を注ぎ、茶業界の発展に尽くした方で、毎年この日に慰霊式と茶業功績者の表彰式が行われています。当館の園地内にやぶきた原樹があるため、私もお誘いを受けています。

 4日~7日、グランシップでは恒例の「こどものくに」イベントを開催します。今年のテーマは「ふしぎなかたちたち!」です。県立図書館コーナーえほんのひろばでは、○△□に切り抜いた色紙を使っていろいろな顔を作る工作イベントを実施します。良かったらお立ち寄りください。

 昨日は春野町の高校生山の村の奥、岩岳山を歩いてきました。例年だとアカヤシオが満開のはずでしたが、今年は1~2週間ほど遅れているようで少し残念でしたが天気・気候に恵まれた一日でした。今日は心地よい筋肉痛です。