図書館周辺のPHOTOギャラリー〔2010年盛夏編〕
静岡県立中央図書館周辺は木々の緑に囲まれた憩いの空間です。
四季折々の美しい表情をご紹介します。
第3回/盛夏編
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花の説明
1 キョウチクトウ
キョウチクトウ科キョウチクトウ属。インド原産。暑さや大気汚染に強く丈夫なため、街路樹や庭木として利用され、全国に分布。
2 ノカンゾウ
ユリ科ワスレグサ属。本州、四国、九州、沖縄に分布。丘陵や原野に自生。花は橙赤色の1日花で、日中だけ咲く。ススキとかスゲの葉がカンゾウの仲間の葉と似ているところから萱草の名がついたらしい。中国での別名「忘憂草」から「ワスレグサ」の名もある。
3 ネジバナ
ラン科ネジバナ属。日本各地の日当たりのよい草地、芝生に自生。ネジバナはネジリバナのことで、小さな花が、らせん状にねじれるようについているところからついた名前。別名はモジズリ。古語で「忍摺り(信夫摺り)」のことをいう。ネジバナの花穂が何本か立ち上がっている状態を忍摺り(もじずり)にたとえてこの別名がある。
4 ムクゲ
アオイ科フヨウ属。中国、東南アジア原産。北海道南部、本州、四国、九州、沖縄に分布。花は1日花で、そのせいか、花ことばは「繊細な美」。花はそうでも、木はきわめて丈夫である。韓国では国花として愛されている。
5 カナリーヤシ
ヤシ科フェニックス属。カナリー諸島原産。単幹で高さ20メートルになり、羽状葉は大きく、長さ5~6メートル。耐寒力は強い。
6 アガパンサス
ユリ科アガパンサス属。南アフリカ原産。全国栽培可能。6~7月、ランのように大きな葉の間から太くて長い花茎を伸ばし、涼しげなブルーの花を群がりつける。別名ムラサキクンシラン。
7 ヒメヒオウギズイセン
アヤメ科ヒメトウショウブ属。1880年以前にフランスで交配によって作出された園芸品種。1890年頃に日本に渡来。今では各地で野生化し、在来植物のように広く分布している。別名モントブチレア。
8 アベリア
スイカズラ科ツクバネウツギ属。中国原産。東北地方以南の本州、四国、九州で栽培可能。白色に近い淡いピンクの鐘形の花は、7月~10月と花期も長く、和洋を問わずどんな庭にもしっくりなじむ。
9 ガクアジサイ
ユキノシタ科アジサイ属。本州(関東、東海、伊豆七島)、四国、九州に分布。小花が集まった半円形の花が枝先につき、周囲を装飾花が飾り、額縁のように見えることからガクアジサイと呼ばれる。
引用した資料
- 1・9 平野隆久/著「よくわかる樹木大図鑑」永岡書店 2007年
(当館請求記号653.2/ヒラ) - 2・3・7 高橋勝雄/写真・解説「野草の名前 夏 山渓名前図鑑」山と渓谷社 2003年 (当館請求記号470.38/タカ)
- 5 日本インドア・グリーン協会/編「観葉植物と熱帯花木図鑑」誠文堂新光社 2009年(当館請求記号627.7/ニホ)
- 4・6・8 「花の育て方大百科 庭の花、室内の花、山野の花800」主婦と生活社生活シリーズ 2007年(当館請求番号627/ハナ)