辞書・辞典の系譜/解説(参考)
葵文庫
 

K012-51
[「改正増補訳鍵」 安政4年(1857)]
越前大野藩の広田憲寛(1818-1888)が「和蘭字彙」(おらんだじい)を参考にして「訳鍵」を増補改訂し、さらに品詞の略語を入れて作ったもので全5巻(ただし、当館本は1冊に合本)、収録語数は約3万語。半丁が左右に分かれていて、各25段ずつ半丁あたり50語が収録されている。オランダ語は筆記体、訳語は漢字カタカナ交じり文である。

<参考文献>

    848−2「江戸時代蘭語学の成立とその展開 III」
    830.1-102 「蘭和・英和辞書発達史」(長嶋大典 講談社 )
改正増補訳鍵 タイトルペ−ジ
 
改正増補訳鍵 本文の一部
タイトルペ−ジ
本文の一部