[羅山〜らざん〜の印記]
「江雲渭樹」(こううんいじゅ)の朱印は、羅山の印記として最も有名であるが、葵文庫の漢籍では<AC34>「酉陽雑俎」(ゆうようざっそ)首巻に見える一点のみである。
「江雲渭樹」の四文字は、杜甫の「春日憶李白」(春日、李白を憶う)の一節「渭北春天樹、江東日暮雲」(渭北〜いほく〜は春天の樹、江東は日暮の雲)からとったといわれる。
羅山の旧蔵を示す印記
(江雲渭樹)
AC34
(5.6×1.7cm)(朱)
「酉陽雑俎」(ゆうようざっそ)は、唐の段成式(だんせいしき)の著で随筆集
AC34
「酉陽雑俎」の首巻
<参考文献>
「内閣文庫蔵書印譜」
「内閣文庫書誌の研究」所収「林羅山雑考」(福井保)
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